フリップブックの作り方

アナログな芸術であるこの創造的な喜びを体験してください

デジタル技術やコンピューターアニメーションが大好きな私たちでも、時には手を使って物理的に何かを作りたくなることがあります。 アナログの楽しさや「現実世界」で何かを作るプロセスには、たくさんの意味があります。 iPadで描くのではなく、紙に絵を描き、ソフトウェアでアニメーションを作るのではなく、フリップブックを作ることができるのです！

フリップブックとは何か、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。 フリップブックの専門用語はキネグラフといい、最も古いアニメーション機器の一つです。 フリップブックがいつ作られたかは定かではありませんが、1868年にジョン・バーンズ・リネットが特許を申請したのが最初の文献です。 フリップブックが存在していた可能性があるのは1868年以前のものですが、それでも150年以上の歴史があると言えます。

フリップブックは、最もシンプルなアニメーションの1つです。 連続した画像を1冊の本にまとめたもので、最初から最後まで素早くフリックすると、まるで動いているかのような錯覚を起こします。 他のアニメーションと同様、各画像は前の画像から1歩進んでおり、これによって目が連続して動いているように見えるのです。 最もよく使われる画像の種類は手描きのイラストですが、写真や、印刷されたイラストもあります。

フリップブックは、学生時代にメモ帳に落書きをして、ページの隅に小さな画像を並べ、親指でフリックして作るのが一般的です。 現在もこの方法でフリップブックを作ることができますが、せっかく作るなら、ちゃんとしたものを作りたいと思います。この度、フリップブックの作り方をご紹介します。

必要なもの

さて、自分だけのオリジナルフリップブック作りを始める前に、これらの用品が必要です。

必需品です：

• 紙を重ねる： どんな紙でも構いませんが、できれば少し厚めのものを使うと、ペラペラしやすくなるのでおすすめです。 A4サイズの紙がいいでしょう。
• ハサミです： をカットして、紙を作る。
• ペン、鉛筆、マーカーなど： で描くことができます。
• 定規またはフラットエッジ : 紙の上にカットラインを描く
• バインダークリップ、接着剤、輪ゴム、マスキングテープのいずれか フリップブックの縁を綴じるために使用するものです。

オプショナルエクストラです：

• ステープラー : ページを綴じるのに便利です。
• Aプリンター : テンプレートのプリントアウトに使用できます
• 光源 窓やライトボックスのようなもので、トレーシングに使用します。

始める前に

さて、準備万端整ったところで、いざ出陣！というところですが、その前に、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。

フリップブックの企画を立てる

フリップブックに直接絵を描いて、その都度作り直すという破天荒な方法もありますが、それはお勧めしません。 その代わりに、別の紙でフリップブックのコンテンツの計画を立てることをお勧めします。 どんなシーンを作りたいか、そこで何が起こるかを考え、どのように始まり、どのように終わるのか？

フレームがどのように進行するか、大まかな計画を描き、これを参考にすることができます。 少なくとも、冒頭、中盤、終盤の3フレームを描くとよいでしょう。 そうすれば、フリップブックアニメーションの進行の計画を立てることができます。

シンプルであること

フリップブックアニメーションを作成する場合、同じ絵を何度も作り直すことになりますが、そのたびに少しずつ前進していきます。 もし、シーンが複雑すぎたり、多くのことが起こっていたりすると、効果的に再現することが難しくなり、時間がかかってしまうことになります。

最初はシンプルに、一本の線で再現しやすいスティックフィギュアがおすすめですが、細部にこだわらなければ何でもOKです。

ステップ・バイ・ステップのプロセス

ステップ1：紙を用意する

フリップブックに適した用紙のサイズは、幅4インチ×高さ3インチ（メートル法なら幅10センチ×高さ7.5センチ）です。 ページの左側が綴じられるので、長方形がベストです。

インデックスカードやこのサイズの紙をお持ちの場合は、次のステップに進んでください。 まず、定規を使ってページ上の長方形を測り、ペンで印をつけます。 A4用紙1枚に長方形が6つ入るようにしましょう。

すべての長方形が描けたら、ハサミで切り取ります。 フリップブックは25ページ以上がベストです。 それ以上でも構いませんが、それ以下はお勧めしません。 すべてのページを切り取ったら、次のステップに進みます。

ステップ2：最初のフレームを描く

さあ、ここからが本番です！紙の束から1枚を取り出し、左上に鉛筆で番号をつけます。 ページごとに順番に番号をつけると、ページを把握しやすくなりますし、番号は最後にいつでも消せますから。

これがアニメーションフリップブックの最初のフレームになるので、先ほど作った原案を見返して、最初のフレームを鉛筆で描いてください。 後でペンで描き直してもいいですし、フリップブックをどんどん作っていけば、すぐにペンを使えるようになりますが、最初は鉛筆を使うことをおすすめします。

イラストは用紙の右側に配置し、左端には何も描かないのがポイントです。 左端は製本で隠れてしまい、右端はめくったときに一番見やすくなるからです。

ステップ3：2つ目のフレームを描く

紙が薄ければ、1枚目のフレームが透けて見えるかもしれませんが、薄すぎるとうまくめくれません。 1枚目から2枚目が見えるようにするには、ライトボックスが必要です。 ライトボックスがない場合は、1枚目のフレームに紙をかざします。また、画面が明るいタブレット端末の上にページを重ねると、より効果的であることがわかります。

アニメーションで動いているように見せるためには、各フレームが前のフレームから少しずつ前進している必要があります。 新しいフレームは、前のフレームに少し変化をつけてトレースします。手足の小さな動きや、目の瞬きなど、アニメーションを前進させるものであれば何でもかまいません。

ステップ4：残りのフレームを描く

すべてのコマが揃うまで、1コマずつ描いていく作業を繰り返す。 最初の計画を参照しながら、計画通りにアニメーションが進んでいるかを確認する。 また、最初のコマの直後に最後のコマを描き、これをガイドにしてコマが思い通りの位置に来るようにする人もいますがも、そのままやればいいんです。

すべてのフレームが完成したら、仕上げにフリップブックの表紙を描くのもいいでしょう。

ステップ5：ペン線と色をつける

初めてのフリップブックなら、鉛筆でフレームを描いていることがほとんどでしょう。 鉛筆で描いた線の上にペンを使ってみましょう。 ペンを使うことで、シャープな印象になるだけでなく、フリップブックが色あせるのを防いで長持ちさせることができますよ。

この段階で、マーカーやペンを使って絵に色をつけ、より生き生きとした美しいデザインに仕上げることもできます。 これは必須ではなく、多くのフリップブックは線画だけで構成されているので、色付けやディテールをどう仕上げるかは、あなた次第なのです。

ステップ6：その不良少年を縛る

フリップブック制作の最終段階です。 フリップブックのページがすべて作成されたので、ページを順番に並べて製本します。

ブルクリップがない、あるいは使っているブルクリップではページが固定できない場合は、いろいろな方法があります。 紙がすぐに厚くなる場合は、ページの左端に輪ゴムを巻いて固定します。 マスキングテープでページを固定するのもよい方法です。 のりを使って、左端に沿ってページを接着させることもできます。ホッチキスで綴じる場合、これは素晴らしいソリューションであり、ページを綴じる簡単な方法です。

どのような綴じ方をするにしても、ページがずれないようにすることだけは、せっかくのアニメーションフリップブックが台無しになってしまいます。

ステップ7：上手に反転させる！

これで、自分だけのフリップブックが完成しました！あとは、フリップブックをめくって、みんなに自慢するだけです。 めくるのはとても簡単ですが、タイミングを合わせるのに、少し練習が必要です。 親指でページをめくって、素晴らしいフリップブックに命を吹き込みましょう。 アニメーションは2秒前後で完成しますので、最後まで練習を続けましょう。を抑えていますね。

アウトロ

フリップブックの作り方を紹介したことで、自分でも作ってみたくなったのではないでしょうか。 私たちは生活の多くをデジタル領域で過ごしていますが、たまにはアナログなことをすると、とても新鮮で楽しくなります。 フリップブックを自分で作ると、アニメーションという芸術を理解できるようになるし、作るのは簡単です。

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